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【TOP日記〈16〉】恐怖!コンクリートジャングルに生息するプラシーボ人間!

無意識です。

うっすら夏風邪をひいております。

オフィスで仮眠した際に身体を冷やしたのが原因かと。

東京はいちいち冷房が過激なので

体調管理が難しいですね。

私は良くも悪くも単純なので

風邪をひくとデタラメにビタミンを摂取します。

特にビタミンCがよいと聞いたので

風邪薬のようにハイレモンを食べます。

喉がやられたら油分も多めに。

あとは根性で治す。

わざとらしく厚い布団をかけて寝ると熱も下がります。

丈夫な身体でよかったとは思うのですが、

丈夫ならそもそも風邪ひかないでくれればいいのに。

それでは、本編。

モーリア坑道を最奥まで踏破。

四大精霊の主であるマクスウェルとの契約に成功するが

目的であったルナとの契約の指輪は無残に壊れていた。

アルヴァニスタに戻りました。

特に行くあてはないですが、

こういうときは名前のある人物に会うのが妥当。

王宮へ向かい、ルーングロムさんに会いましょう。

覚えてます?あのエライ人です(雑)

「無事、戻ってきたんだな

 その顔を見ると何か成果があったらしいな」

「ええ、モーリア坑道の最下層まで行ってきました」

「ほう、それはすごい!

 最下層といえば、かなりの難所だからな」

「そこで精霊と契約するための指輪を見つけたのですが…」

「そうか、ついにルナと契約できるな」

…ダジャレ?

「……」

「うかない顔をしているようだが何か問題でも?」

「ここでは何ですから、外でお話ししましょう」

笑うに笑えない空気のなか校舎裏に連れ出します。

っていうか指輪の話って

人に聞かれちゃマズイの?なんで?

「なるほど、話はだいたいわかったよ

 その壊れた指輪を直せないか、ということだね…」

「何とかならないでしょうか?」

「私の親友で、我が国の良き助言者でもある

エドワードという魔術師がいるんだが

 あやつは以前指輪の研究をしていたことがあるんだ」

「その方は今どこに?」

「アルヴァニスタの南西の橋を渡り、

 西に行った所に館を構えて住んでいるよ

 どれ、手紙を書いてあげよう」

「ありがとうございます」

「ではこれで失礼するよ

 がんばってくれよ」

「よし、それじゃあそのエドワードとかいう人の家に行ってみるか」

うっすらとした手がかりを掴めたので

とりあえずそのエドワードさんとやらを訪ねましょう。

ところで指輪の研究ってなんなのさ

「…」

「どうした、クレス?」

「いや…ちょっと耳鳴りが…」

『そこの剣士!』

「!」

「クレスさん、大丈夫ですか!?」

「……

 あっ、ああ、大丈夫…

 ただの空耳らしい」

クレスくん、まさか…

読者のみなさん、何とは言いませんが、

ダメですよ、ゼッタイ。

言われた通りの方角に進むと、

森の中にポツンと佇む立派な洋館が。

何かしらのサスペンスでもありそうな雰囲気。

名探偵に出くわさないことを祈ります。

「ごめん下さ~い!」

「どなたでしょうか?」

「私はクラースといいます

 まずはこの手紙を…

 エドワード様に会いたいのだがご在宅でしょうか?」

「まあ、ルーングロム様のご紹介ですか

 私は妻のシフといいます

 申し訳ありませんが、夫はただいま留守でして…」

「う~ん、急ぎの用事なんだが」

そんなこと言ったっていないもんはしょうがないでしょ…

「ルーングロム様のご紹介でしたら安心ですからお話します

 夫は、来る戦争にアルヴァニスタが参戦できないことを知って

 ダオスを倒せる者達を求めて、つい先日旅に出ました…」

「行き先をご存じですか?」

「たしか、まずはフレイランドに行くと言ってましたわ」

「フレイランド?」

「アルヴァニスタの東にある大陸のことだ

 どうも、シフさん」

「あの…

 ついでと言ってはなんですが、夫に会えたら伝えてください

 みんな元気だと…」

「わかりました、会ったら伝えておきましょう」

エドワードを追ってフレイランドへ。

なぜか初めて行く場所のような会話してますが、

いや、フレイランド、行ったことあるでしょ…?

イフリートのいたオリーブヴィレッジがまさにそこ。

なんで記憶が曖昧なの…?大丈夫なのみんな…?

砂漠に拓かれた町、オリーブヴィレッジ。

繰り返しますが、二度目の来訪です。

「暑いところだな~」

「この砂漠を旅する者なら、必ずこの村に立ち寄るだろう」

「あの人に聞いてみましょう」

「すみません」

「何か?」

「この村にエドワードという人が来ませんでしたか?」

「エドワード?

 ああ、この前までそんな旅人がいたっけ」

「それで、その人は今どこに?」

「なんか急ぎの用事があるとかで出ていったけど…

 たぶん今頃は、村の南東にあるオアシスに向かってるんじゃないかな」

「ありがとう」

「今から行けば間に合うかもしれない、急ごう」

微妙に間に合わなかったよう。

オアシスへ急ぐ。

「エドワード?

 ああ、ここから北のオアシスに行ったよ」

うぬぬ。北のオアシスへ。

「エドワードなら、さらに北にあるオアシスに行ったわい」

…。さらに北へ。

「エドワード?

 あの人ならオリーブヴィレッジに戻るって言ってたよ」

くっそ!!!!くっっっそ!!!!!!

「ちょっと前に宿屋に入っていくのを見たよ」

ふぅ、ふぅ。ついに追い詰めたか…?

「すみません、ここにエドワードという人が来ませんでしたか?」

「エドワードさん?ああ、ここに来たよ

バジリスクのうろこを欲しがってあちこち尋ねてるみたいだったね」

「ああ、あの傷の特効薬になるという?」

バジリスクのうろこ。

ただの素材か何かのように見えますが

実は強力な回復アイテム。

体力全回復!

戦闘不能も状態異常も回復!

とまぁかなり有用。ドロップ率も低いです。

「そうそう、よく知ってるねぇ

 まとまった量は、なかなか手に入らないんだよ」

「バジリスク?それは何でしょう?」

「砂漠にすむ恐ろしい怪物さ」

「エドワードさんがことづけていったよ

 バジリスクのうろこを持った人がいたら教えてくれって

 飛んでやってくるそうだよ」

「バジリスクをしとめれば、うろこは手に入るはずだろうが…」

さて、本来ならここで

バジリスクのうろこを集めに行かなきゃならない場面。

ですが。

こちらは既に数回クリアしている身。

術技のほかにも消費アイテムも引き継いでいるのです!バーン

必要数は村でぬくぬくしている頃から常に持ち歩いているのです!ババーン

強くてニューゲーム様様。

「おや、あんたバジリスクのうろこを持ってるじゃないか

 一日ここで泊まっていってくれよ

 代金はただでいいからさ

 明日にはエドワードさん来るはずだから

 さっそく村中に知らせよう」

いややめてなんかめっちゃはずいです

翌朝。

「クレスさ~ん、エドワードさんが来たよ~」

眠い目を擦り呼ばれた方へ向かいます。

フロントには宿屋のオヤジともう一人。

そのもう一人の姿に、

クレスとミントはひどく驚いた様子。

「君達かい?

 貴重なうろこを譲ってくれるというのは」

「「モリスンさん!!?」」

「私の名前はモリスンだが

 そんなにおどろいてどうしたのかね?」

その姿。その声。

二人が元いた時代にて何度も助けられた、

あのモリスンさんそのもの。

「あああ、あ、あの…」

「二人とも変だぞ

 エドワードさん、うろこの話の前にこの手紙を」

「グロムからの紹介?

 こんな所まで来るなんて、わけありか?」

「はい、話は部屋で…」

だからなんで人目を気にするの??

「ほぉ!

 レアード王子を助けたのは君達だったのか」

「ええ、その後しっかり捕まりましたがね」

「ハッハッハ、オチまでついてるのか

 まあ、話はだいたいわかった」

「で、何か良い方法は?」

「また指輪を見つけるよりも手っ取り早い方法があるぞ

 この壊れた指輪、

 見た目相当強力な精霊と契約するための物のようだ

 だが、同じ物は二度と手に入らんだろう

 何しろ今は亡きドワーフ族とエルフの合作だからな」

「つまり?」

ユミルの森でエルフに会ってみるといいだろう

 修復する方法がきっとあるはずだ」

「エルフ達の!?

 とても入れませんよ!」

エルフは人間とは基本あまり友好的ではない、

というか、大半は閉鎖的に引きこもって暮らしてます。

陰気でとっつきにくい優等生って感じ。

「ルーングロムに頼めばいい

 アルヴァニスタの紹介状があれば大丈夫だ」

「はぁ…」

「それじゃあバジリスクのうろこはありがたくもらっていくよ

 私は戦争が起こるまでに仲間を集めて

 ミッドガルズに向かうつもりだ

 できれば…」

「えっ?」

「できれば君達のような、

 頼りになる者にも協力してほしいんだが…

 無理強いできることではないからな

 それじゃ機会があれば、またどこかでお会いしよう」

そう言って立ち去るモリスン。

目指すものは“こちらの”モリスンさんも同じ。

クレスはひとり、

宿の外までモリスンを追いかけます。

「モリスンさん!」

「まだ何か?」

「これを見てください

 きっと役に立ちますから」

「ずいぶん古びた本だね

 ……

 ん、これは?

 私の字か?

 えっ、私のサイン?」

トリニクス=D=モリスン

 この本を僕に託してくれた人の名です」

「モリスンだって?」

「あなたの子孫です

 僕は、未来の世界からこの時代に飛ばされて来たんです」

「時間転移?

 フッ、ハハハハハッ

 冗談はよしてくれ、この私さえまだ研究中なのに」

「だから、きっとその研究が実って未来のモリスンさんが」

「仮に君の言ったとおりだとしても、

 私はこの本を読みたくはないな」

「えっ?」

一方、宿の中。

ミントが静かに語り始めます。

「アーチェさんには、まだお話していなかったのですが…

 私とクレスさんは100年後の未来から時間転移して、

 この世界に来ました

 信じていただけますか?」

「ほえ?

 ってゆ~ことは…つまり…

 あたしってば100才も、おばあちゃんなわけ?」

「エドワードさんの子孫にあたる人の力で…」

黒い鎧の男。

モリスン邸。

地下墓地。

ダオス。

チェスター。

そしてモリスン。

ミントにとっては過去のこと。

この世界にとっては未来のこと。

ぽつぽつと、思い返しながら。

「君は戦争の結果を知ってるんだろう?

 この後に起こることや、行く末も…

 でも私は、全てを知ってあきらめるようなことはしたくないのでね…

 君だって親友や、その私の子孫とやらを助けるために行動しているんだろう?

 歴史を変えるために…

 私だって同じ気持ちだ

 たとえ、どのような結果になろうともね」

「僕はそこまでは言って…」

「いや、君も私と同じ気持ちのはずだ

 君がダオスを倒そうとしていること自体が、その証拠だろう」

「……

 モリスンさん!

 ミッドガルズで待っていて下さい

 きっと会いに行きます!

 僕たちも力になります!」

「君達は…

 未来に、自分の時代に帰るアテはあるのかい?」

「それも解決しないといけないことなんです…」

「よし、今度会う時までに、私が何とかしておこう

 子孫にできて、私にできないわけないからね

 フフ、本当は転移の研究はあきらめかけていたんだ」

「がんばって下さい!」

「ああ。お互いにね」

“機会があれば”なんてさっきは言っていましたが、

モリスンさんとの縁はそうヤワではなさそう。

大切なこと、やるべきことを再度見つめなおし、

つま先を次に向けます。

「それじゃあ、急いでアルヴァニスタに戻るか」

「ルーングロムさんに頼んで、エルフの集落へ入れるように

 取り計らってもらいましょう」

 

今回はここまで。

エドワード=D=モリスンとの出会い。

これはとっても大きな出来事ではあるのですが、

指輪云々で言えば全くといっていいほど

話は進んでいません。

それどころか

よくも砂漠をウロウロさせてくれたな

という印象でいっぱいです。

ていうか砂漠のオアシスってあんなに点在してるもんなの…?

次回はエルフの集落へ。

コミュ障VSコミュ障。

世紀の対決。

お楽しみに。

それでは、また。

どちらかというと好きではない部類の

黄色いなんちゃらウォーターを連日飲み続けている

無意識でした。

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