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【TOP日記〈19〉】警備体制がなっちゃいねェな総理………

無意識です。

最近、財布を買い替えました。

以前使っていたものは1000円程度の超安物。

カードポケットこそ少ないものの

無難で使いやすい二つ折りでした。

しかしもう5年近く使っているのでボロボロ。

なにより、

カードポケットに入れているカードが黒ずんでしまうのです。

財布の黒が溶け出している…?

新しく買いましたのは長財布。

カードポケットめちゃくちゃいっぱい。

分厚くなりにくい。

以前よりもちょっとオシャレ。

いろいろと気に入っております。

まだ長財布に慣れていないので

小銭が出しにくかったり

ポケットに収まらなくてソワソワしたりしますが。

そして残った抜け殻の旧財布。

痩せ細り、

傷つき弱り、

力なく二つ折られている姿。

そして5年の愛着。

……捨てられない

えっこれホントに捨てるの?なんで?

そういう関係だったの俺たち?

お寺で焼いてもらうんだっけ?

桜の木の下に埋めるんだっけ?

粉にして海に撒く?

とりあえず今は

長年連れ添った老犬のように

傍らに横たえています。

それでは、本編。

ルナとの契約を果たし、モリスンと再会。

ミッドガルズの軍に合流し来るべき戦いに備える一方、

『ダオスの野望』に疑問を抱くアーチェだった。

「ん?何か城の入り口が騒がしいな」

ダオスの真意を探りにアーチェの実家から

これまたパっと帰ってきましたミッドガルズ。

そのショートカットシステムもっと普及してくんないかな

どうやら城のほうでどやどやしてるみたいです。

野次馬みたいなことはしたくないですが

無視もできないので行ってみましょう。

城門前には衛兵たちが群れています。

まるで範馬勇次郎in首相官邸のシーン。

なんだなんだと分け入ってみると

魔物が子供を盾にとり仁王立ち。

「モリスンさん、これは!?」

「……」

「ふふ、ようやく役者がそろったか」

ジェストーナ、何が望みだ?」

「これから戦争をしましょうと言うだけで、

 そのまま帰るのは、俺の性に合わんのよ

 ここで、ついでに貴様らの命を絶っておけば

 ダオス様もお喜びになろうというもの!」

「何だと!?」

「動くなよ!

 少しでも動けば、このガキの命はないぜぇ…」

「汚いぞ!」

自害しろぉ!

 小僧とモリスン、それにそこの三人全員だ!」

いやリターンに対して代償でかすぎん?

いくら未来ある少年とはいえ5人の命って。

交渉がヘタね。

とはいえ見捨てるわけにもいかず黙り込んでしまう。

考え抜いたモリスンはひとつの決断を下す。

「みんな、よく見るんだ…」

その場で術を発動させたかに見えたモリスンは、

次の瞬間、すでにジェストーナの背後に回り込んでいる。

つまりは瞬間移動

「うお!!

 き、貴様ぁぁぁ~!!」

奇襲により子供の開放に成功。

しかし返す刀の凶刃がモリスンを貫く

「モリスンさん!!」

「近づくな!!

 これをもっと拡大すれば、

 時間転移を引き起こすことも可能になるはずだ…」

「ははは、とどめだ!!」

「うぐぅ…

 この力の研究を完成できなかったことが…残念だ…

 はぁ、はぁ、

 これは、まねするなよ…」

「な、何を!?」

最後の力でもう一つ術を発動させるモリスン。

不思議な光が自身とジェストーナを包み込み……

二人の姿は跡形もなく消え去るのでした。

その場に取り残されたクレス達。

「こんな、こんなことって」

「モリスンさん…

 アーチェ、まだダオスの目的に疑問を持っているのか?

見ただろう!?

 奴は僕達を殺すためならどんなことだってするんだ!」

「わかった…

 もう言わない…」

「クレスさん…

 歴史が…

 本に書かれていたことと違ってしまいました…」

「モリスンさんには…

 二度も助けられたよ

もうたくさんだ!

 僕達で奴を倒すんだ!!

 そして…

 そして、全てに決着をつけよう!!」

ところ変わって城内。

幕開けが告げられた戦の作戦会議。

ライゼンが指揮を執っています。

「まずは、この大陸図を見ていただきたい

 皆、知っての通り…

ダオスの居城は我が国の北東に位置する島にある

 島と大陸をつなぐものはわずかに橋がひとつ…

 ここが戦略上での重要拠点となるのは明白である

 したがって戦いの第一段階は、

 この橋を確保することが目的となる

 我が軍はミッドガルズを出陣し、

 ヴァルハラ平原を抜けて、橋を目指して進軍する

 主力部隊が最短ルートで、

 ここまで来るには五日はかかるであろう

 だが、五日かかってしまっては敵軍に橋を越えられてしまう

 そこで、少人数による特殊部隊を何隊か編成し

 敵軍をかくらんさせる作戦をとろうと思う」

「敵を足止めするということですか?」

「さよう

 非常に危険ではあるが、この作戦がうまくいけば

 我が軍の勝利は確実なものとなるのだ

 これより名を呼ばれた者は

 その特殊部隊の隊長についてもらう

 第一特殊部隊隊長=ワンズ!

 第二特殊部隊隊長=ツーサム!

 第三特殊部隊隊長=スリーソン

 第四特殊部隊隊長=クラース

「ライゼン殿!

 傭兵風情にこのような重要な作戦を

 任せてよろしいのですか?」

「慎め

 これは私が責任を持って決めたことだ」

「はっ…」

重要な戦いの重要な作戦。

国に仕える兵士たちからしたら

よそ者に任されるのはやはり面白くない様子。

そして作戦会議ののち、

巨大な装置を前に意味深な表情を浮かべるライゼン。

「装置の調子はどうだ?」

「良好です」

「よし、こいつがあればダオスなど恐るに足りん…

 フフフ…」

アセリア歴4202年。

ヴァルハラ平原を舞台に歴史に名を残す戦。

『ヴァルハラ戦役』

モリスンが亡くなってしまったことで

大なり小なり歴史は変わる。

勝利の女神はどちらに微笑むのか…。

いよいよ、開戦。

「作戦開始の前に国王陛下からの激励の言葉を皆に伝える

 汝らは、ダオスとの戦いの先陣として、

 この大戦の行く末を担う勇者である

 各々が作戦の完遂のために精励し、

 ミッドガルズの勝利に貢献してほしい

 また、この作戦に一番活躍したものには十分な褒賞を与える」

「褒賞?」

「何が出るかは戦い方しだいっていうわけか」

「王国の興廃はこの一戦にあり、諸君らの健闘を祈る

 では、作戦を開始する!」

いまさらモノに釣られる私達ではありませんが

どうあっても活躍してしまうのがスターの悲しい性。

せいぜい首を洗ってご期待ください。

いよいよ戦地・ヴァルハラ平原に放り出されます。

マップはとてもとても広大。

加えて、通常のダンジョンなどとは違うのが

シンボルエンカウントという点。

歩き回っていたら急に敵が飛び出すのが

ランダムエンカウント。これがいつもの。

今回のイベントはマップ上を敵が闊歩しており

接触したら戦闘開始、というのがシンボルエンカウント。

そんでもってその敵シンボルがえれぇ多いです。

マップを所狭しとうじゃうじゃうろうろしております。

エンカウントせず通り抜けるなんて絶対に許さん

という意思がありありと感じられます。

それでもやっぱり闘いたくないので

アイシールド21よろしく駆け抜けていきましょう。

さらにさらにこのイベント、

戦場であることをより強くイメージさせる要素として

時間の概念があります。

戦場を駆けるうちに日は傾き始め、

行動が難しいほど夜が更けると野営を始めるのです。

雑魚に手こずったり迷子になったり

タイムロスになる行動はできるだけ避けましょう。

おびただしい数の魔物の群れをくぐり抜けた先、

平原の奥の奥の奥、

やけにいかつい魔物が1体。

もちろん、ボスですね。

「フハハハ!

 よくここまで来ることができたな

 ほめてやろう

 私がダオス陸軍部隊長イシュラント

 だが、残念ながら貴様らの進撃もここまでだ!

 ここが貴様らの墓場となるのだからな!!」

ありふれた台詞と共に戦闘開始。

図体がやたらとでかくのけぞらせるのがちょっと大変。

そして大事な発見がひとつ。

イージーモードだとボスについての感想がクソ薄い

ボスだけでも難易度上げるべきか。めんどい

そういうワケで至極あっさりと

陸軍部隊長を撃破。

敵軍への大きな打撃となったのではないでしょうか。

「よし、これでかなり敵を足止めできるな」

「戻って報告だ」

言われた通りミッドガルズ城に戻りました。

「クラース殿!

 お疲れ様です

 他の隊の方々がもう集まっています

 さあ、謁見の間へどうぞ」

「大役を見事に果たした誉れ高き勇者達を、

 戦神の名の元に今ここに挙げよう

 第四特殊部隊隊長 クラース=F=レスター」

「はっ!」

「そなたの行いに報いるだけの、

 十分な褒賞を与えようぞ」

頂いた褒賞はお金。マネー。

レアアイテムとかではありませんのであしからず。

ちなみにこの褒賞、本当に成果によって金額が変わります。

兎にも角にも、なるはやで。

ボス地点への到着が遅いと日数がかかるだけでなく、

他の部隊が敵軍に倒されてしまったり、

先にボスを倒してしまったりします。

その程度のボスということ?

「ありがとうございます」

「みんな、よくやってくれた

 これで戦争に勝利したも同然」

「陛下―――!!!」

「なにごとだ、騒々しい!!」

「た、たいへんです!!

 敵が、敵が攻めてきます!!」

「何!?そんなばかな!

 すでに平原は我々の手に」

「そ、それがから…」

空戦部隊か!!」

油断禁物。フラグ回収。

ダオス城の方角、

遠方から徐々に黒く染まっていく空。

これは夜の訪れではありません。

おびただしい数の魔物やドラゴン。

ヴァルハラ平原で見た以上の数が

ミッドガルズめがけて飛来します。

「すぐに投石器、大砲部隊を投入するのだ、急げ!!」

「はっ!」

「陛下は安全な場所へ」

「いや、わしもここに残る

 民をおいてわしだけ逃げることなどできるか」

「……わかりました

 よい機会です

魔化学兵器の力、ダオスに見せつけてやりましょう」

「まずいぞ…

 私達も加勢しよう!!」

「でも空からじゃあ…」

「何もしないわけにはいかないだろう」

居ても立っても居られずに

動き出す一同。

 

今回はここまで。

いよいよ始まりましたヴァルハラ戦役。

桶狭間くらい重要と思っていただいて結構です。たぶん。

いや、日本史はてんでからっきしなのでよくわかんないです。

じゃあ日本史で例えるなよってね。

本来、ヴァルハラ戦役は勝利するはずの歴史でした。

しかしモリスンというキーパーソンの欠落、

そしてもちろんクレス達の存在は

歴史にどう影響を及ぼすのでしょうか。

次回はヴァルハラ戦役その2。

空戦部隊にどう対抗するのか?

お楽しみに。

それでは。

実家にはさらに先代や先々代の財布も残っている

無意識でした。

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