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【TOP日記〈18〉】ジャンプ・ジャンプ・ビッグコミックスピリッツ

無意識です。

先週はお休みしてしまい申し訳ありません。

その分、というわけではないのですが

今回は本編が長いので前置きは短めに。

大型台風に続き、北海道で大きな地震が起きました。

被害の当事者ではないので多くは言いません。

今のところ、私の家族や知人の身は無事だそうです。

それだけです。

優しい言葉をかけるのは苦手なのでしません。

私は北海道が大好きです。

それだけです。

それでは、本編。

壊れた指輪を直すためユミルの森へ。

エルフの族長ブラムバルドに助言を貰い

石盤の力で指輪の復元に成功する。

やって来たのは12星座の塔

長い間探し求めた精霊ルナがおわす場所らしいです。

フレイランドの奥というなかなか遠い場所なので

ちゃんとこまめにセーブしましょう。

痛い目を見ます(見ました)

どうやらエルフにもゆかりのある地らしく、

敵モンスターとして魔術師が多く出現します。

そいつらは叩けば黙るので大したことはないのですが

厄介なのはゴーレム

物理は効きづらいけど

どうにか押し込まないと後衛の詠唱を止められない。

そして何より、

こいつの攻撃は体感9割超でピヨります。

こってり痛い目を見たので諦めて難易度下げました

「何だー、おまいらはー!!

 こっから先はルナお姉ちゃんの部屋なんだぞ!!

 勝手に入るなー!!」

5フロアほど階段を上がったところで

謎のチンチクリンに道を塞がれてしまいました。

「な、何だ?」

「僕はルナお姉ちゃんのおつきの妖精、アルテミスだい!」

「よ、妖精だって!?」

「あの、伝説に出てくる…」

エルフも精霊もがっつりフィクションなので

その驚きについて行きにくいのは私だけでしょうか。

超古代文明末期の戦争で死滅したと言われてる

 超生命体の妖精なのか?

 まさか、まだ生き残っていたとは…」

「へーんだ!

 そんなに簡単には死なないもんねー!

 とにかく、こっから先は通せんぼだい」

「ど、どうすればそこを通してくれるんだ?」

「そうだなぁ…

 それじゃあ、そのピンクの髪の女の子

 誰かとキスをしたら、通してやるよ

 僕でもいいけどね」

「え、あたし?」

少し考えた後、

クレスの前に立ちはだかるアーチェ。

「アーチェ?

 ちょ、ちょっと待てよ」

「ルナに会うためだから、ね♡」

「で、でも」

「そんなに嫌がらなくたっていいじゃない」

「そういう問題じゃ」

「さ、いくよ♡」

………

「だめっ、いけません」

「なんでさ?」

「キ、キスなんて…

 軽々しくするものじゃありませんっ」

「じゃあルナに会えないじゃん」

「ど、どんな理由があっても、いけませんっ!」

いろんな意味で”純”なミントさん。

ていうかアーチェが奔放すぎ?

と、ここで見計らったようにどこかから声が。

「アルテミス、いたずらはおよしなさい」

「は、は~い」

「だ、誰なんだ?」

「アルテミス、あの本をその方々に差し上げなさい」

「お姉ちゃんって、魔術師だよね?

 これ、あげるよ」

「これって、呪文書じゃん」

「この上の部屋に、ルナお姉ちゃんがいるよ

 ごめんね、ばいばい」

なぜかアーチェに術をプレゼントしてくれます。

どういう流れ?

ともあれアルテミスとやらは姿を消し道は開きます。

「あの子、なんだかさみしそうな目をしてたね…」

「もしかして、あの妖精が最後の生き残りなのか?」

さみしそうな目では私も負けてないですよ。

街の人込み 肩がぶつかってひとりぼっち

果てない草原 風がびゅびゅんとひとりぼっち

どっちだろう 泣きたくなる場所は

ふたつ〇をつけて最上階へ歩を進めます。

たどり着いた比較的小さな部屋には

もちろん待ち受ける者の姿があります。

「あれは…

 もしかして、精霊なのか?」

「私は月の精霊のルナです

 私に何か御用でしょうか?」

「ダオスを倒すために、あなたの力が必要なんだ

 召喚の契約を結んで欲しい」

「……」

「力を示せと仰せなら、あなたの望むままに…」

「相手が誰であろうとも、私は戦いを望みません

 しかし、この世界を救うために

 私の力を必要とするということであれば…

 あなた方の力となりましょう」

「本当か!?」

「ありがとう、ルナ」

なんということでしょう。

戦うこともなしに契約させてくれるとは。いいひと。高橋しん。

難易度下げたままの状態でボコられたくなかったのでしょうか。

「では、契約を…

 クレス達はさがって」

「アルテミス、聞いていますね

 私は行かねばなりません

 一人でつらいでしょうが、くじけてはいけませんよ…

 それではムーンストーンの指輪を前に…」

「我、今、月の精に願い奉る

 指輪の盟約のもと、我に精霊を従わせたまえ…

 我が名はクラース…」

ようやくルナとの契約を果たしました。

本当に廻り道だった…

本当に本当に

なんて遠い廻り道…

達成感を胸に塔を後にする一行。

その後ろ姿を見つめる眼差しがありました。

「ルナお姉ちゃん…」

この塔まで来るとすぐそばには城塞都市があります。

その名もミッドガルズ

初めて訪れる地ですが、ここには約束があります。

ルナの力を味方にした今、会うべき男がいます。

城門へ近づくと衛兵に声で制止されます。

「そこで止まれ!

 ん、冒険者か?

 とりあえずお前達全員の身分を証明する物はあるか?」

「これではダメか?

 アルヴァニスタ国王から授かったエンブレムなんだが」

「これは確かに…」

エドワード=D=モリスン殿に会わせて欲しいんだが」

「こちらへ」

客間で待ちぼうける一行。

見慣れた姿と初めて見る姿

二人の男が部屋に入ってきました。

「待たせて申し訳ない

 私はこの国の騎士団長でライゼンという者です

 あなた達のことはモリスン殿から聞いております

 まだお若いのに一騎当千の勇士と聞きおよんでおりますぞ」

「いえ、若輩ですが、戦列の端に加えていただければ幸いです」

「ありがとう、やっぱり来てくれたんだね」

「ええ、力を合わせてダオスの野望を阻止しましょう」

「ヤボウ?

 そういえば、ダオスの野望って何なの?

「何を言っておるのかね

 ダオスはこの世界を滅ぼそうとしておるのだぞ!」

「ホントに?」

「アーチェさん…?」

「何か、気になることでもあるのか?」

「……

 世界を滅ぼすために?」

「その通りだ!」

「……

 ま、いっか」

「申し訳ない

 何か考えすぎていたようだ」

「と、とりあえず、改めて礼を言わせてもらいたい

 来る戦いにそなたらが加勢してくれること、

 何よりも心強く思う所だ」

「それで開戦は、いつ頃に?」

「そのことについては陛下の前でお話しいたそう

 すでに謁見の間で、お待ちになられておいでです

 後から来て下され」

「私もついさっき入った情報など

 陛下にご報告せねばならないことがいくつかあるんだ

 それでは」

なにやら重要そうなクエスチョンが出ました。

  『ダオスの野望』

世界を滅ぼすことが最終的な目的なのでしょうか?

「それじゃあ謁見の間に行くとするか」

「謁見の間ってどこですか?」

「えっ、えーと、それは…

 わからん」

「…まぁテキトーに行けばいいんじゃない」

「そうだな」

テキトーに城内をうろついていますと

廊下の先から人の声が。

「ライゼン様、

 ダオスから最後通告があったというのは本当ですか?

 この研究をやめるなんていうことになったら、

 私達はいったいどうすれば…」

「案ずるな

 我が国が奴の言いなりになるわけがなかろう

 お前達は研究に専念しておればよいのだ」

「おお、何をしておられる

 ささ、謁見の間へどうぞ」

立ち聞きしてるのがバレました。気まずい。

「その方らが話にあった者達か」

「はい

 アルヴァニスタの王子を救ったのも彼らです

 いずれも剣術、魔術に長けた者達ばかりでございます」

「それは心強いな」

「はっ」

「我が王国はエルフとの交流も少なく、

 こと魔術に関してはうとい

 アルヴァニスタから魔術部隊が来てはいるが、

 いかんせん人数が少ない

 そなたらのような者達に戦列に加わってもらえるのは

 ありがたいことだ」

ヴァルハラ平原

 魔物の軍隊が結集しているとの情報も入っております」

「戦争は近い」

「なるべくこの都で待機していて下され」

早速大きな戦いが待ち受けているそうです。

せっかくなので難易度は下げたままにしましょう。

手抜きじゃないよ息抜きだよ

「そうだ…

 我が国では戦争の切り札となる研究をしているのだが、

 御存じかな?」

「それならば、私がご案内いたしましょうぞ

 ミッドガルズが誇る魔科学研究所へ」

魔科学?」

連れられてきたのは薄暗い地下室。

冷ややかな空気が漂います。

「ここが魔科学研究所です

 この研究が実れば、

人間でも魔術が使えるようになるのです

 すばらしいとは思わぬか?」

「何だって?

 人間でも魔術が使える?

 本当なのか?夢のようだ」

「戦争に勝利できれば、功労者となるあなた達には

 優先的にこの技術をお教えしましょう」

「ほっ本当か!?

 これは、がんばるしかないな」

「詳しい話はここの者達から聞いて下され

 私は先に戻らねばなりませぬので、

 これにて失礼いたします」

「あたしは納得してないよ」

「は?」

「ダオスの目的のことだよ

 確かにダオスは町を襲った

 人を殺めた

 魔物を操っている

 だけど…」

「だけど?」

「だけどベネツィアやユークリッドを襲ったことってある?

 アルヴァニスタではレアード王子を操って

 動けなくしただけでしょ?

内部から崩すことだってできたはずなのに…

 ダオスって直接には

ミッドガルズにしかちょっかい出してないじゃん

 これってどういうこと?」

「…そう言われてもなぁ

 いったいどうしたんだ?

 奴はハーメルを襲ったじゃないか!」

「……」

「リアやリアの両親を殺したのも

 ダオスが裏で手を引いていたんじゃないか!

 何とも思わないのか!?」

「クレスさん、言いすぎです!」

「そこなの」

「へ?」

「そこだけ変なのよね

 どうしてハーメルだけ襲ったのかなぁ?」

「う~ん…」

「考えすぎかなぁ」

「ミッドガルズとハーメルに、

 またはリアの両親に何か共通点ってあるんじゃない?

 やっぱ変じゃん、他の町が無事なのは…」

「ダオスの目的か…

 そう言われると、少し妙かもしれんな」

「一度、あたしの家に行ってみようよ

 お父さんに聞けば何かわかるかもしれないし…

 それに、少し文句も言いたいしね」

「い、今からお前の家に!?

 少し遠すぎやしないか?」

「だいじょーぶ、ダイジョーブ

 パっと行ってパっと帰ってくればいいじゃん?

 さ、行こ♡」

便利なもので本当に一瞬でパっと行ってくれました。

めちゃくちゃ長距離移動なんですこれが。

「ふう、やっとアーチェの家に着いたな

 アーチェ?」

「お父さんの嘘つき!!

 お母さん、死んでないじゃん!」

「ななな…

 あ、会ったのか?」

コクリとうなずくアーチェ。

「そうか…」

「どうしてお母さん、家から出て行っちゃったの?

 浮気?」

「ばっ、何てことを、何でそうなる」

「エルフは種族として団結する道を選んだ…

 確か、そうじゃなかったか?」

「その通りだ…

 ほんの十数年前まではエルフと人間は共存していたんだ

 しかしある時、突然彼らは人間を嫌い…

 エルフの血が人間と交わることを拒んで

 今のユミルの森に移り住んだのだ

 もちろん、エルフ族全員がそう考えていたわけではない

 むりやり人間と引き裂かれた例もたくさんあった

 わしとルーチェもその中の一つにすぎないんだ」

ここから父バートの回想シーンとなります。

 

「ルーチェ!!

 そうしても、行くのか?」

「はい…」

「……なぜだ?

 なぜ、もう一緒に暮らせないんだ?

 ルーチェ、考え直してくれ!」

「……

 バート…」

「一緒に…もう一度…」

「……」

「ルーチェ、なぜなんだ!!」

付き添いのエルフが

二人の間に立ちはだかります。

「種族の隔たりは、考える以上に大きかったということだ

お前達人間が、今までしたことや

 これからしようとしていること…

 その愚かさをもう一度よく考えてみることだ

「何だと、いったい、どういうことなんだ?」

「でなければ、

 二度と我々が人間の前に姿を見せることもあるまい」

「どういう意味なんだ…

 ルーチェ…」

 

人間がしようとしていることの愚かさ?」

「わしには全くわからんよ

 とにかく、自分を死んだことにしてくれというのは、

 ルーチェたっての願いだったんだ」

「お母さんね…」

「えっ?」

「お母さん、謝ってたよ、ごめんなさいって…

 お父さんは、お母さんのこと、恨んでる?」

「……

 わしは、一度たりとも、母さんを恨んだことはないよ」

「……

 それじゃあ、今でもお母さんのこと…

 愛してる?」

「もちろんだよ」

「……

 だったら…

 いつかきっと、もと通りになれるじゃん!

 じゃあ、この話はもうおしまい!」

「ああ…すまなかったな、アーチェ」

「アーチェ…いいかな?」

「あっ、ごめん

 ねぇ、お父さん…

 リアの両親のことなんだけど…

 何か悪いことしてたの?」

「どういうことだ?」

「スカーレット夫妻とミッドガルズの間に、

 何か共通点がないかと思ってね」

「以前はミッドガルズに住んでいたらしい

 数年前にミッドガルズから引っ越してきたくらいしか…

 何でも、城で未知の研究をしていたとか聞いているが

 彼らがどうかしたのか?」

「未知の力?

 もしや、それは魔科学のことでは…」

「魔科学とダオス、

 何か関係でもあるのかな?」

「さあ…」

「そろそろミッドガルズに戻らないと…」

「そうだな…」

 

今回はここまで。

区切りが難しくて結構な長文になっちゃいました。

ようやくルナとの契約に成功。

まあ成功かどうかというより前準備が長かっただけですね。

ともあれ順調に力をつけていく一行であります。

そしてなにより、

物語の根幹に迫る第一歩を踏み出しました。

果たしてダオスの野望とは。目的とは。真意とは。

次回は、

ヴァルハラ平原にて大きな戦いに身を投じます。きっと。

たぶんそういうことでしょ?だと思います。

それでは。

高橋しん先生と同じく道産子の

無意識でした。

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