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ひとりじゃない

無意識です。

突然ですが、

私、結構な人見知りなんです。

そして口数がだいぶ少ないんです。

知人が相手でも人数が増えるほど静かになります。

もし私がバトエンになったら

6面のうち3面は「存在感を消す」

2面は「聞いてる感を出す」

1面は「返事をする」

になることでしょう。

一番喋るのは一人でいるとき。ひとりごとですね。

さて今回は、そんなひとりごと愛好家の私が ひとりごとのお作法を説いてみましょう。

たかがひとりごと、されどひとりごと。 ひとりごとにもマナー違反があります。

ただひとつ。「他人を巻き込まない」 当然ですが大きな声量は迷惑になります。

そして他人が聞き取ってしまうと 「うわなんかひとりごと言ってんじゃん引くわあとヒゲ剃れよ」 と不快感を与えるおそれがあります。

そして一番のタブーは『わざとひとりごとを聞かせる』です。

 A「えっ…うわ…」  B「………」  A「えーまじか…うわうわうわ…」チラッ  B「………」  A「おぅわっ、すっご…!もうそれ金魚じゃないじゃん…」チラッチラッ  B「………どうしたん」  A「えっあっいやーそれがさー」ニコニコ

言語道断です。

さて、ではどのようにひとりごとを言えばいいのか。

もちろん望ましいのは″悟られない″ということ。

 人の耳に届かないボリュームで  口も動かさず表情にも出さない

マスクや口元をおおうようなマフラー類などしていると 難易度は少し下がるので初心者におすすめです。

  「もっと堂々としたい!」バーン   「笑ったり怒ったりしたい!」ドーン   「このまま君だけを奪い去りたい!」ディーン

そんなあなた。とっておきの方法があります。

電話してるフリです。

これは流派によっては禁術とされているので 不安なかたはご両親に相談の上でどうぞ。

スタイルはとても簡単。ケータイやスマホを耳元に構えるだけ。 最近だとイヤホンだけでも可能ではありますがとても勇気が要ります。

メールが届いていたりするようならば その通知は消さないままのほうがチカチカ光ってモアベターです。

注意点としては、

電車やバス、公共施設によってはまた別のマナーに引っかかるということ、

そして、 案外難しいということ。

ただのひとりごとではなく、 電話の向こうの人物(脳内にいる)との会話になるためです。

全てを口には出さず、いくつかの言葉を相手(脳内)に譲る必要がありますし、 もちろんその言葉には相槌も打ちます。

しかしマスターしてしまえばこちらのもの。

まぁまぁのボリュームも出せますし、 笑ったり怒ったりもできます。

なんならそばにいる人物の文句を脳内で言わせて全力で同意することもできます。 とてもいいストレス解消になりますのでお試しあれ。

それでは。みなさまも健全なひとりごとライフを。

無意識でした。


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