にこにこぷん
無意識です。
決してそういうテーマの連載ではないのですが 今回も人格を疑われるような記事になってしまうことを 前もってお詫び申し上げます。
さて、 私には意図的に避ける話題が108つあると言われていますが、 そのうちの一つが『誕生日』です。
あまり人の誕生日を知りたくないという癖(へき)です。
というのも、
誕生日覚えられないゴスラビア
すいません、吐露の勢いでアナザースカイが一緒に出ちゃいました。 だって家族の誕生日すら曖昧なんですロアチア
「今日誕生日です!」ってんなら単純明快でいいのですが、 誕生日がいつなのか事前に知ってしまうと「当日祝う責任」が発生するじゃないですか。
無理。
ときにはプレゼント用意したり。
何欲しいの? 好みは? 価格帯ってどのへん? 俺なんかに飲食物貰いたくなくない? でも形が残るもの貰ってもそれはそれで気持ち悪くない? えっ誰?
無理無理。
同様に誕生日を訊かれるのもなかなかキます。 左目が痙攣します。 冷や汗が背中を伝います。 背中を伝った汗がコップに溜まります。 そのコップの重みで天秤が傾きもう一方の皿に乗った飯寿司がせり上がります。 飯寿司に背を押されてミニカーが走り出し、小さな赤い玉にぶつかります。 坂を下り赤い玉が突き当たった壁は回転ドアのように隣にあった一回り大きい橙の玉を弾きます。 橙の玉はさらに一回り大きい黄色の玉を、黄色の玉はもう一回り大きい黄緑の玉を。 そうして繰り返したのちに一番大きな紫の玉は「賢者」の本を倒します。 本はほぼ等間隔に十冊ほど並んでおりドミノ形式に倒れていきますが、 最奥の「秘宝㊦」の本が倒れた先にはシーソーが。 投石器の如く勢いよく跳ね上げられた生卵が私の顔面で割れたところで脱線は終わります。
飯寿司がせり上がるときのBGMはちあきなおみの『喝采』がいいですね。
何の話だったか覚えていますか?
えーっと、
誕生日を教えることで自分が負いたくない「祝う責任」を負わせるのも嫌ですし ちゃんと祝われると「お返しする責任」まで発生するじゃないですか。
無理無理無理無理。
とはいいつつ、 やっぱり息を潜めて誕生日をやり過ごすのも淋しいものです。 祝われなくてもいいから何かしらのリアクションは欲しい。
大学時代、サークルの全員が集まる日なのに 誰も私の誕生日だとは知らないまま終わることもありました。
去年は仕事帰りに公園でパンを食べてヒトカラに行きました。 一人でバースデーソングを歌って一人で誕生日割引を適用しました。
あまりにも。
あまりにもである。
ルールを決めましょう。
①"ちゃんと祝う"のはご遠慮ください。
②私の誕生日当日、ツイッター上で「わーい」とだけ呟いてください。
③「#無意識」とタグを付けていただければ私も「わーい」と答えに行きます。
以上です。
皆さんがこのルールを守っていただけると信じて 最後に、私の誕生日をここに公表させていただきます。
今日です。
満26歳の無意識でした。