祝辞り先生
4月になりました。無意識です。
新年度ですね。
新学期ですか?
新生活かもしれませんね。
新社会人や新入生、
新人研修なんかの真っ最中かと。
新年度らしいことの一つも言えたらいいのですが。
4月といえば嘘の季節でもあります。
嘘をついていい日があるとかないとか。
果たして本当でしょうか。
嘘をついていいというのが嘘であったりはしないでしょうか。
嘘をつくにもルールがあると言う人がいます。
午前中しか~とかいうやつです。
本当でしょうか。
本当に嘘にルールがあるのでしょうか。
嘘をつく日に嘘をついた人に向かって
午後に嘘をついてはいけないと言った人は
嘘をついていなかったのでしょうか。
嘘をつかれた嘘をついていた人は
その嘘を嘘ではなく本当だと勘違いしたのではないでしょうか。
もしくはその嘘を嘘として他の人に伝えたのではないでしょうか。
嘘から出た真実(まこと)。
真実は嘘であり嘘は真実です。
もしもすべてが嘘であれば
嘘をついていいということも
嘘にルールがあるということも
ひいてはすべてが嘘であるということも嘘です。
嘘が嘘なら嘘でないということすらも嘘です。
そろそろみなさんも混乱してきたころでしょうか。
これはまだ前置きです。
嘘というのは真実と裏表なのではないというのが持論です。
同様に信じることと疑うことも別ベクトルです。
全てにおいて信じるも信じないも勝手ですが
信じつつも疑うという方法もあります。
ぼんやり全体を信じ、
その信じる心を疑い、
その疑う心を信じます。
信じるものを決める必要はありません。
疑いたかったら何でも疑いましょう。
他人も、自分も、環境も思考も。
自分にとって楽なところに立ちましょう。
答えはいつも一つだったり一つじゃなかったりします。
血眼になって探すよりも、
見つけた時に見つかればそれでいいです。
信念を持つことと頑固になることは違います。
良い執着と悪い執着がきっとあります。
楽にいましょう。楽をしましょう。手を抜くのとは違いますが。
がんばってください。
がんばらないでください。
曖昧な余裕を持っていてください。
誰かに向けているようで
自分に向けていたり
誰にも向けていなかったりします。
以上、
新年度の挨拶とさせていただきます。
無意識でした。
嘘、かもしれません。