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【TOP日記〈11〉】火傷で口ん中ベロベロになってから食べるパリパリバーの乙なことよ

無意識です。

元気にしていますか。

東京の夏は暑いです。

ご飯はアイスに成り代わることが多いです。

冷たいものを食べてばかりいると夏バテすると言いますが、

そんなことより甘いものばかり食べていたのでしょっぱいものが食べたいこの頃です。

少しくらいバテたほうが食欲が落ち着いて良いというものです。

先日はアイス総選挙なるものが放送されておりましたが

お気に入りのアイスがランクインせずすこし不服です。

そしてセイコーマートのアイスが恋しくなったので

また折を見て帰省できたらと思います。

それでは。

そちらもお体に気を付けてお過ごしください。

P.S.

TOP日記、はじまります。

ハーメンツの町を滅ぼしたデミテルを討伐。

リアの魂を見送った一行は

魔法使いの少女アーチェを仲間に加えて海の向こうへ。

ベネツィアに戻ってきましたが、

相変わらず定期船は動きません。

仕方なく引き下がろうとすると企み顔のアーチェ。

「ねぇ、船長さん♡

 アーチェのお願い、聞いてくれないかなぁ…

 もし聞いてくれたら、後でいいことして、あ、げ、る♡」

「…子供にそんなこと言われてもねぇ…」

「あー、ひっどーい!!」

「船長、金は出すからアルヴァニスタ王国へ頼むよ」

「…わかったよ」

世の中結局でした。

そんな金どこから出てきたんだか知りませんが。

「潮風が気持ちいいね~」

「そうですね」

所変わりまして船の上。

女性と男性がなんとなく分かれて甲板に佇んでいます。

すると唐突にクラースがクレスに問いかけます。

「クレス、お前どっちをねらってるんだ?」

「えっ、何のことですか?」

「ミントとアーチェのことさ」

「ミントは清楚で落ち着きがあっていいが…

 アーチェはアーチェで捨てがたい魅力がある」

「ちょ、ちょっと!

 僕はまだそんなこと…」

「またまた…

 私の好みで言わせてもらえばだなぁ…」

「クラースさん!

 だいたいクラースさんにはミラルドさんがいるじゃないですか!」

「ば、ばかなことを!あいつはただの助手だ!」

「え~、本当ですか?」

何を聞かされてるんだ。

設定ではクラースさん29歳だそうです。

中学生みたいなことしてんなよ。

「ねぇねぇ、さっきから何の話をしてるのさ?」

「なっ、何でもない

 うん、君達には関係ない、何でもない話さ」

「あ~、聞きた~い!」

青春ごっこしていると見知らぬ男が話しかけてきます。

「あんたら、冒険者か?」

「まあそんな所だが、あんたもかい?」

「俺はメイアー、流れの剣士さ」

「傭兵志願か?」

「モーリア坑道を探索しに行くんだ」

「モーリア坑道に?」

「ドワーフ族の鉱山跡さ

 名前くらいは聞いたことがあるだろう?

 今はアルヴァニスタの許可がないと入れないけどな」

「許可は取れそうなのか?」

「一応な、冒険者ギルドに知り合いがいるんでね

 そろそろ腹が減ってきたな、ぼちぼちメシの時間だろう

 それじゃあ、俺はこれで」

急に話しかけるくせに急に去っていく。

それはコミュニケーション能力と呼んでいいの…か…?

「…なんか、あたしもおなかすいちゃったよ」

「私達も食事に行くか」

ていうか、これウチらが金を積んで出してもらった船よね?

なんで一般客乗ってんの?

え?話違くない?船長さん?え?おい?

「さて…私達はどこに座るかな…」

「よぉ!!どうだ?一緒に食べないか?」

「そうだな、ほかの席も空いてないみたいだし」

メイアーさんすげえ距離縮めてくる。

一旦分かれた相手とすぐ再会するってめちゃくちゃ気まずくないです?

俺だけ?

気にしすぎるからわざわざメシの時間ずらすくらいです。

「酒はどうだい?いけるくちだろう?」

「いいねぇ~!」

「偶然の出会いにカンパイ!」

「カンパーイ!」

「おーい、どんどん持ってきてくれぇ~」

そして三時間後…

未だに酒盛りは続いています。

いやいや飲みすぎ。大学生みたいなことしてんなよ。

アーチェはその場で潰れて爆睡中。

クレスとミントは先に二人で部屋に戻っています。あれ?それはそれで…

盛り上がっていたオッサン二人の宴会ですが、

メイアーがこんな話を切り出します。

「ここだけの話なんだが…

 俺は実はモーリア坑道に行くのが目的じゃないんだ」

「何だって?」

「俺の本当の目的は…

 冒険者ギルドの知り合いを通じて…

 アルヴァニスタに関する秘密の情報を売りに行くことなんだ」

「情報?」

「そうさ

 一見、平和に見えるアルヴァニスタだが…

 実は、もうほとんどダオスに支配されているようなもんだっていう話なんだ」

「何だって!?どうして?」

「ここが重要なんだが…

 アルヴァニスタ王国で唯一の跡取りである

レアード王子がダオスの側近の操り人形になっているらしいんだ…

 東方の大国ミッドガルズに匹敵するアルヴァニスタが表立ってダオスと争わない…

 いや、争えないのは、裏にそういう理由があるからなのさ」

「おどろいたな…」

「あい~~~

 クレス、ダメ、ダメだってばぁ~」(アーチェの寝言)

「と、とにかく、このことは絶対秘密にしておいてくれよ

 さてとそんじゃ、そろそろお開きにするか…」

「そうだな…

 アーチェ、そんな所で寝ると風邪をひくぞ」

「クレスのばかぁ…」

「いったい、どういう夢を見てるんだか

 よっこいしょ…」

ダオスの側近に関する情報がこんなところで出てくるとは。

しかも当事者は一国の王子。

アーチェのせいで(おかげで?)

長かった宴会にも幕が下りましたのでとっとと寝ましょう。

おやすみなさい。

翌朝。

一行が泊まっている部屋にメイアーが来たことで

クレスは目を覚まします。

「あっ、メイアーさん、おはようございます

 どうしたんですか?」

「……」

何やら怪しげな様子。

ゆっくりとクレスに近づくと…

「クレス、危ない!!」

突然メイアーを突き飛ばすクラース。

奇襲に失敗したメイアーは部屋の外へ逃げ出します。

「クラースさん、何を!?」

「クレス、外だ!メイアーは操られているんだ」

追って走り出す二人。だが…

「クラースさん、大丈夫ですか?」

「うう…頭がいたい…完全に、二日酔いだ…」

「クラースさんは休んでいて下さい

 僕が行きます!!」

悪い事態は重なるもので。

クラースは二日酔い

ミントは船酔い

アーチェは食べ過ぎて腹痛

クレス一人で戦いに。

「メイアーさん!

 しっかりするんだ!」

「た、助けて…」

クレスとメイアー。

男同志の一騎打ち。

メイアーさん鬼の剣捌き

イヤんなるほどの攻撃量で反撃の隙もありません。

は?いくらなんでもハードモードすぎるやろ

と不機嫌になり始めたところで無残に敗北

しかしご安心を。負けても進むイベントですので。

(回復アイテム無駄にさせやがって)

……

クレスが目を覚ましたのはベッドの上。

「クラースさん、僕はいったい…」

「メイアーにとりついていた魔物にやられたんだ

 でも、もう大丈夫だ」

「メイアーさんは?」

……沈黙は時に雄弁なものです。

「そうですか…」

「これからは私達も、うかうかしていられないぞ

 存在をダオスに知られてしまったからな…」

ちなみに調べたところ、

メイアーに勝利した場合のイベントは別に用意されているようで。

ストーリーに差が出ることはないのですが、

気を引くために伏せておきますね。

個人的には勝利パターンのほうが後味悪いと思います。

「どうもお世話になりました」

「世話になったな、船長」

「いや、なに、こんな時代だ

人間助け合って生きなきゃいけねぇと思ってな」

人情にあつい方で良かったよ」

え?積んだよ…ね?あれ?

おいおいおいおい

だよ。え?だったよね?

そういうのハッキリさせようよ。ね?

「まあ待て。そのことで私に考えがある

 宿についたら、これからのことについて話をしよう」

変な切り方しちゃった(故意)ので誤解を招きますが

”そのこと”ってのはアルヴァニスタに潜むダオス側近の話です。

宿屋に入って作戦会議。

「考えたんだが…

 王室内にダオスの息がかかっているとすると…

 ヘタに動くのは相手の思うツボだと思う

 魔術に関する情報をつかむどころか、我々の命も危なくなる」

「それでは、どうしたら良いのでしょうか?」

「ずばり、ダオスの側近に操られている王子を助ける」

「えっ、城に侵入するってことですか?」

「そうだ。しかし、問題はどうやって忍びこむかだが…」

視線がアーチェに集まる。

「な、何かなぁ?

 何なのよぉ、みんなして真剣な目で…

 ま、まさか…あたしのホウキで?

 ちょ、ちょっと、マジィ~?」

毎回リンクを張っているOP映像なんかを見てもらえるとわかりやすいんですが、

アーチェはホウキで空飛ぶ魔法使い。

そりゃあ、ねぇ。

「頼む、王子の近くに必ずダオスの側近がいるはずなんだ」

「…わかった

 よーし!そうと決まれば今夜にでも忍びこむ?

 早いほうがいいじゃん?」

いざ、アルヴァニスタ城へ。

 

どうにかこうにか城下までたどり着きました。

出会いも別れもありましたが

そんなことよりねぇ船長もう一回お金の話をさぁ…

次回は本丸城内に侵入。

ダオスの側近とご対面です。

王子を救うことはできるか。

次はきっと負けたらちゃんとゲームオーバーなので

倒せるようがんばります。

それでは、また。

アイスとしょっぱいものといえば

「さんぱち」

無意識でした。

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